関節リウマチ患者さんの医療費支援制度とは
関節リウマチの患者さんが利用できる医療費支援制度を紹介します。
関節リウマチの治療には経済的な負担が伴うことが少なくなく、医療保険によって病院窓口での自己負担が3割または1割であっても、とくに生物学的(バイオ)製剤を治療に取り入れている場合はどうしても医療費が高額になってしまいます。
しかし、日本には患者さんの経済的負担を軽くするための支援制度があります。
主な支援制度は、各種医療保険制度による高額療養費制度、傷病手当金制度、治療用装具支給制度と、特定疾患治療研究事業による一部公費負担です。
高額療養費制度とは
1ヵ月当たりの医療費が高額になったとき、負担が大きくならないように、自己負担額の上限が年齢や所得に応じて定められています(自己負担限度額)。
自己負担額が自己負担限度額を超えた場合、その超えた額が加入の医療保険から支給されます。この制度を高額療養費制度といいます。